こんばんは。管理人です。
今日も前回に引き続き京都バスの乗車記をお送りします。京阪出町柳駅から京都バスの32系統に乗って京都市の山奥に行くという内容です。前回は花背峠を越えて花背山の家前を通るところまでを紹介しています。

花背山の家前を過ぎてしばらく走ると対向の京阪出町柳駅行き1便目の32系統と離合するのですが、道幅が狭い箇所に同時に進入しないようにバス同士で無線による連絡を取りながら道幅の広い箇所で離合するようになっています。離合する場所はバスの運行状況などによってその都度変わりますが、今回は紅葉橋停留所の少し手前で広河原行きが時間調整を行なって出町柳駅行きを交わしていました。

対向の32系統と離合してからしばらく走った所にある大布施(おふせ)停留所付近にある橋で桂川を渡ります。橋の上から進行方向右側に見える道が南丹市の美山方面に通じている京都府道38号線で、市街地からずっと走ってきたこの道は鞍馬街道とも呼ばれています。

32系統は橋を渡った先で丁字路を右折して広河原を目指しますが、この場所で左に曲がる国道477号線は京都市右京区の京北地区に抜ける道です。花背峠の手前にある百井別れから重複していた国道477号線と府道38号線はこの場所で分岐して離れます。

国道477号線と分かれてしばらく走った大悲山口(だいひざんぐち)停留所です。バス停のある場所から峰定寺(ぶじょうじ)に至る道が分かれていて、その御神木とされる大悲山の三本杉が見られることでも知られています。小学5年生の時の花背山の家での宿泊学習の際に三本杉を皆で見に行ったのですが、大雨に降られたりヒルに噛まれたりと全く良い思い出が無いのを思い出します。

バス車内の案内表示に終点の広河原の文字が表示されました。

終点の広河原に到着しました。出町柳駅を10時ちょうどに出発して、広河原に到着したのは12時前でした。32系統は京都バスの路線の中でも運行時間が最長となっていて、出町柳駅を出発してからの道中では市街地や新緑豊かな道、山間の酷道などの移り変わる景色を楽しめました。

広河原停留所付近に流れている川は桂川です。家の近所にも桂川が流れていますが、左京区広河原はその上流域にあたるエリアで、京都バスの終点からさらに先の佐々里峠付近に源流があるようです。

バス停付近には京都市からのお知らせなどを掲示するための広報板が設置されています。バス停の所在地は京都市左京区広河原尾花町で、かなり山奥の人家が少ない地域までやってきましたが、家の近所にもある広報板を見ると同じ京都市内であることを実感できました。

今年の桜は関西では3月下旬に見頃を迎えていた所が多かったようですが、活動日の4月16日現在でも広河原では満開を迎えていました。都市部とは異なる気候の山間では少し遅れて花が開くのですね。
終点まで乗ったバスにそのまま乗って折り返すだけでは物足りないと感じたので、今回の活動では折り返しまでのバスの待機時間で乗って来た道を歩けるだけ歩いて各バス停を巡りました。次回の活動からは京都バス32系統の経路を自分の足で歩いた内容に入ります。次回もお楽しみに。
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- 2023/06/03(土) 23:37:11|
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