こんばんは。管理人です。
今日も前回に引き続き3月末の神戸での活動記をお送りします。前回はJR和田岬線沿線で専用車両の207系X1編成を撮影する内容でした。

兵庫駅から普通列車和田岬行き543Mに乗車しました。和田岬線ホームに207系が停まっている光景は見慣れたものですが、和田岬行きの表示を出す整った編成である点は新鮮な感じがしました。

207系のLED表示で和田岬の文字を出しているのは目新しい感じがしました。途中駅の無い一区間だけの路線ですが、終点に着いたら行先表示が変わります。

下り方から2両目に連結されるモハ207-1032のパンタグラフです。約12年間車庫で休車になっていましたが、和田岬線専用の6両編成を用意するにあたって営業運転に復帰しました。
207系は1両に2つのパンタグラフが載っていて、鋼体架線が使用されるJR東西線内では2つのパンタグラフを上げて走行しますが、その他の線区では上り方のパンタグラフを使用する機会はほとんど無いようです。モハ207-1032は普段使うパンタグラフは綺麗に整備されていますが、和田岬線では使う機会が無いと思われる上り方のパンタグラフには痛みが見られました。

車内の車号板です。この車両が長く休車になっていたのは207系ファンの間では有名なようですが、換気ステッカーや優先座席などの表記類は現行仕様に改められているので、どことなくタイムスリップ感がありました。

和田岬線専用車ということで車内には広告類が一切入っていませんでした。吊り広告が無いと車内がとても開放的に見えますね。

X1編成の下り方先頭車はクハ206-1041です。この編成は4両編成だったT3編成のクモハ207-1003=サハ207-1103=モハ207-1006と3両編成で運用されていたT18編成のクハ206-1041=サハ207-1027に休車だったモハ207-1032が組み込んで構成されています。モハ207-1032は元々T18編成の中間車だったので、運用復帰と同時に再び元の連結相手と組むことになりました。

和田岬線専用車は6両固定編成で、今後も長くこの組成で活躍すると思われるので扉には号車表記の入った点字タイルが貼られています。207系は複雑な組み換えを経て3両+4両の組成に落ち着いた後も車内に号車表記が貼られることは無かったので、扉の大きな窓に点字タイルがあるのは印象的でした。

和田岬駅から折り返しの普通列車兵庫行き544Mにも乗車しました。

クモハ207-1003の運転席です。和田岬線を走る207系にはモーターに電流を流すマスコンハンドル(左側)に専用の金具が取り付けられていて、フルパワーでの加速が出来ないようになっています。線区内の電気容量の問題があるかと思われますが、動力車と付随車の比率(MT比)を1:2にするのが設計上の標準組成である207系がMT比1:1の強力な組成で走るのも興味深い点です。
この日の活動はこれで修了となります。興味深い点が多数ある207系をたくさん記録出来ました。
明後日からは4月の活動記をお送りします。次回もお楽しみに。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2023/05/15(月) 23:34:44|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0