こんばんは。管理人です。
今日も京都鉄道博物館の記事をお送りします。このシリーズは今回が最終回となります。前回は扇形車庫の展示車両を紹介しています。

梅小路蒸気機関車館時代から続いている、動態保存の蒸気機関車がトロッコ客車を牽引して構内を展示走行するSLスチーム号です。この日の牽引機は8620形の8630号機でした。

スチーム号の客車は京都鉄道博物館のオープンに際して新しい車両に置き換えられました。

スチーム号は扇形車庫の横にあるホームでしか乗降しないので、扉は手動かつ片側のみの設置となっています。この車両には窓が無いので、表地の張られていないベンチのような座席が置かれています。

座席横にはミニチュアヘッドマークが付いています。全ての座席に同じヘッドマークが付いているわけではなく、座る場所によって見られるヘッドマークが異なります。

東海道新幹線を走行するドクターイエローを偶然見られました。多くの家族連れの方が乗車中の車内では歓声が沸き起こるのですが、この状況で鉄道ヲタク(22)が一人で乗るのは少し恥ずかしかったです。

スチーム号は乗り場を発車してすぐのところで嵯峨野線の線路と立体交差してから併走します。タイミング良く嵯峨野線の特急列車と並びました。

展示走行用の線路は梅小路公園の東端まで延びていて、スチーム号はここで折り返します。車止めの前に見えるのは大宮通りの陸橋です。

スチーム号に乗車した後はまだ見ていなかったところを見て回ります。扇形車庫の近くにはSL第2検修庫があります。従来よりも大規模な蒸気機関車の修繕を行なうことを目的とする施設で、この日はC62形の2号機が入場中でした。

そのSL第2検修庫の横から京都駅の方向を眺められます。手前に留置されているのは、展示車両の入換作業で使われるDE10形ディーゼル機関車が2両と普段は車両工場エリアに展示されているトワイライトエクスプレスの客車とオハ46形旧型客車です。期間限定で現役車両などの展示が行なわれる間、これら3両の客車はこのように外に出されています。

最後に本館3階のスカイテラスに移動しました。この場所からはJR京都線、嵯峨野線、東海道新幹線の各線を見られるほか、京都タワーや東寺の五重塔などが見渡せるので、走行する列車をそれらと絡めて撮影することもできます。
この日は館内をじっくりと見てまわったので、滞在時間は4時間半ほどでした。今後も珍しい展示などがあればまた訪れたいです。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2022/08/30(火) 23:12:20|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-