こんばんは。管理人です。
今日も京都鉄道博物館の記事をお送りします。このシリーズは今回を含めてあと2回で終了となります。前回はトワイライトエクスプレスの車両などを紹介しています。

蒸気機関車が多数展示されている扇形車庫にやってきました。この場所はかつて梅小路蒸気機関車館でしたが、現在は京都鉄道博物館の一部となっています。

その扇形車庫に展示されていたマイテ49形客車です。この車両は展望室が付いた1等客車で、戦前~戦後の時代に特急列車の最後尾に連結されて活躍しました。今回この車両はオヤ31形と一緒に京都鉄博にやってきましたが、事前の告知が無かったのでサプライズ展示といった感じでした。

展望室は風格があってかっこいいです。最近は営業運転を行なう機会は減っていますが、3軸台車を履いた旧型客車が現代まで車籍を有していて本線走行が可能であることが凄いですね。

他の客車と連結する側です。扉上の1等表示がこの車両の華々しい歴史を物語っているようにも感じました。現在ではグリーン車よりも上位の等級記号「イ」を使う車両は超高額なクルーズトレインぐらいかと思われますので、昔の特急列車がいかに特別な列車であったかをうかがい知ることができますね。

連結面の銘板類です。国鉄の前身である鉄道省の銘板と製造銘板(大井工場・昭和13年)に加えて鷹取工場・昭和61年の改造銘板も取り付けられています。この車両は引退後に再び復活を果たしているので、鷹取工場の銘板はその際に取り付けられたようです。

梅小路蒸気機関車館時代から展示されていた車両は今でも扇形車庫で展示されていて、建物上の梅小路蒸気機関車「館」が「庫」に変わったほかは大きな変化は無いようです。

扇形車庫内に展示されている7100形蒸気機関車の7105号「義経」です。1880年代にアメリカから輸入された機関車で、アメリカンスタイルな外観がかっこいいです。この車両は今でも動態保存されていて、稀に構内で走行することがあるようです。

扇形車庫横で休憩室として利用されている50系客車とB20形蒸気機関車が連結されていました。B20形は戦中~戦後に構内入換用として製造された機関車で、大変小さい車体が特徴です。

B20形の運転台は本線走行を考慮していない設計なので座る部分がありません。

50系客車の車内には冷房機が設置されているので涼むことができます。
この後はSLスチーム号に乗車しようと思います。次回もお楽しみに。
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- 2022/08/28(日) 23:16:25|
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