こんばんは。管理人です。今日は模型製作記をお送りします。鉄道コレクションのJR123系宇部線・小野田線仕様の製品をを軽く加工してそれらしく仕上げようということで作業を進めています。このシリーズの前回記事ではトイレ設置部分の窓を埋める工程を紹介しています。

今回製作する2両のうち1両はJR西日本の地域別単色である濃黄色を塗装しました。前作の105系3扉車や123系(クモハ123-5)を塗装する際に作った塗料ですのでそれらの作品と同じ仕上がりにはなっています。ちなみにもう1両については車体の全塗装は行なわずに123系の旧色のままとしました。

旧色のまま残す車両はクモハ123-2(広セキU13編成)の2014年頃の姿をプロトタイプとしますので、製品の色を残しつつトイレ部分の窓を埋めた箇所のみGMカラーの白3号を塗装しています。実車では2013年~2014年頃にトイレ設置の改造が行なわれていますが、地域別の単色化については2010年に出場したクモハ123-4(広セキU15編成)を皮切りに順次塗り替えが進められたので、単色化とトイレ設置の時期をよく調べた上で実在しない仕様にならないよう注意が必要です。

車体の塗装が済んだら今度は各所の装飾作業に移ります。側面に表示幕の付いているクモハ123-2,3,4の3両については前面の表示幕が下関所属の115系と同じように常時白幕となっている箇所を再現したいと思います。製品ではガラスパーツに白い印刷が施されていますが、そのままでは何となく安っぽい感じがするので溶剤で印刷を落としてからガラスパーツの裏から白い塗料を流し込みました。これでガラスの奥に幕がある実車の雰囲気に近づいたと思います。

少なくとも製品の印刷を残すよりは立体感が出せた気がします。

前面幕の実車資料です。鉄道車両の行先表示機は幕式でもLED式でも一段奥まったところに設置されているのですが、その質感を1/150スケールの鉄道模型で出すのはかなり難しいように思います。もっといい方法があるか探ってみたいです。

黄色の車両はクモハ123-4(広セキU15編成)の割と最近の仕様としています。この車両には動力ユニットを組み込むので、単行で走る列車をイメージして行先表示幕はジオマトリックス製品のステッカーより小野田線本山支線を往復する際に見られる「雀田ー長門本山/長門本山ー雀田」を選択しました。側面によって駅名の並び順が異なるのが往復表示の特徴で、阪急電車の表示幕などでも同様の表記方法が見られます。

旧色の製品オリジナル状態では前面窓周りの青色の縁取り部分に十分に色が付いていないので自分で色挿しをしてみようと思います。

色挿しを終えてより実感的になりました。幌枠は白色ですのでこの部分に青を塗らないように注意しました。
これで車体関係の作業は細かいステッカー類の貼り付けを残すのみとなりましたので、引き続き屋根上機器と床下周りの工作を進めていきます。明日に掲載するこのシリーズの次回記事では屋根上機器の工作の様子を紹介しています。また見てください。
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- 2021/09/07(火) 23:16:34|
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