こんばんは。管理人です。今日は4月29日~30日の広島旅行の記事をお送りします。前回はJR芸備線に乗って広島駅に到着するところまでを掲載しています。今回からはこの旅行の本来の目的である広島電鉄の撮影・乗車の内容に入っていきます。

広電宮島線の商工センター入口駅にやってきました。広島電鉄の路線は路面電車の市内線各線と鉄道線の宮島線の2種類に分類されます。宮島線の運転最高速度は時速60キロメートルで、沿線の雰囲気としては郊外電車のような感じです。

この駅はJR山陽本線の新井口駅(しんいのくち)に隣接しているほか、宮島線自体も広電西広島(己斐)駅から広電宮島口駅までずっと山陽本線と近いところを走っています。

駅の宮島口方面乗り場には現在使用されている低いホームの横にかつて使用されていた高いホームが残っています。現在の宮島線は路面電車の市内線と直通出来るタイプの車両のみで運行されていますが、かつては鉄道線である宮島線専用の一般的な鉄道車両も走っていました。当時は市内線と直通運転を行なう列車は低いホーム、宮島線専用車は高いホームというような使い分けがされていましたが、宮島線専用車が全廃された今では高いホームが撤去されている駅もあるようです。

路面電車タイプの車両が低いホームに停まると高いホームとの差がわかりやすいかと思われます。

商工センター入口駅に隣接する荒手車庫の横に行ってみました。

留置中の5000形「GREENMOVER」です。

この車庫には宮島線で運用される車両が所属しているので、所属する全車両が連接車となっています。

荒手車庫内に留置される5000形は6両程が確認出来ましたが、一部の車両は屋根上にブルーシートがかけられていたり、部品が外されていたりと痛々しい姿となっていました。5000形はドイツ製の車両かつ黎明期の超低床車ですので部品調達が困難であると思われますが、現状は「5000形を使って5000形を修理する」という状況であると予想出来ますね。5000形は全部で12両ありますが、おそらく二度と運用に就かないであろう車両がこれだけたくさんいると先行きが不安に感じられます。

現在も運用に就く5000形が車庫に帰って来るところを記録しました。5車体連接構造が特徴であるこの形式は全長が30.52mあり、路面電車の市内線を走る際は全長30mまでという路面電車の法律に触れてしまうので警察の特認を受けているとのことです。また、5つの車体はA-C-E-D-Bの順に繋がっていて、台車はA,E,Bの3つの車体にのみ付いているのも特徴です。
いくつかの形式が在籍しているので観察が楽しい車庫でした。この日の活動はここまでで、翌日(4月30日)の朝は市内線の電車を色々撮影しました。その様子は明日の記事でお送りします。また見てください。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2021/05/13(木) 23:45:21|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0