こんばんは。管理人です。今日は模型製作記「エコノミーキットで近鉄特急を作る」の第8回をお送りします。前回までに掲載してきた各所の工作が一通り終わりましたので今回は完成した車両を記事にしようと思います。

今回製作したのは近鉄特急の12410系で、NN11編成(#12411-#12561-#12461-#12511)の2015年~2016年頃の姿をイメージしています。

この作品はエコノミーキットの素組み(改造などの特別な工作を一切行なわずに説明書通りに組み上げること)という観点からはかけ離れています。各車の冷房装置はキット付属品からの切り継ぎで対応したほか、パンタグラフ付きの車両は配管を全て自作しました。このフルパイピング(彫刻されているモールドを全て削り落として針金・プラ棒などでイチから配管を設置すること)が想像以上に長さがあるので工夫が必要でしたが頭を使って楽しく作業できました。

阪伊特急基準で伊勢寄りの先頭車ク12511の側面です。妻面側の扉を車端部に持って行くために両側の側面の一部を入れ換える切り継ぎ加工を行なったほか、喫煙ルーム設置に伴う窓配置の変更も再現しました。喫煙ルーム横の窓は縮小されていて、また喫煙ルームの反対側は窓が塞がれているのでこの部分の切り継ぎと窓埋めの作業に根気が必要でした。

モーターが付いていない中間車サ12561です。この車両の特徴は床下に冷房装置が設置されている点で、作品では外側に見える風洞をプラ材から自作しました。プラ板は友達なのでプラ材工作は楽しいです。

ということで1つの編成が完成したので車両ケースに収めてレンタルレイアウトなどで走行させる機会を楽しみに待っていようと思います。

近鉄特急を収めるのにふさわしい車両ケースを(父)が用意してくれました。グリーンマックスから製品化されている16200系「青の交響曲」用のケースで、近鉄特急を近鉄特急用の車両ケースに収められました。めでたしめでたし。

かつてのかっこいい近鉄特急の記録です。2015年に大和西大寺駅で撮影した22000系「ACE」のリニューアル車と12400系の並びです。ちょうどACEのリニューアルが始まった頃で、22000系以外の汎用特急車はオレンジと青のツートンカラーを纏っていました。

12200系は結構たくさん撮影しているようでした。この形式は現在でもツートンカラーを残していますが、車両自体の置き換えが進められていて段々と数を減らしています。
今年製作した作品の中では一番長い期間をかけての製作となりましたがその分工作の楽しさを実感出来ました。来年もさらに上のレベルを目指して工作を頑張りたいです。
当ブログの今年の通常更新は今日で最後となります。明日からの4日間は(父)と管理人が交互に今年の総括記事を掲載していきます。明日は(父)の記事で更新します。また見てください。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2020/12/27(日) 23:21:14|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
完成おめでとうございます!
私もこのキットや近鉄特急に興味があり、自分で作ってるかのような感覚で楽しく読ませてもらいました。切り継ぎなどなかなか手のかかるキットのようですが、その分やりがいや達成感などリターンも大きそうですね!
次の製作車両はどの形式になるでしょうか?楽しみにしております。
- 2020/12/31(木) 11:37:28 |
- URL |
- kfks34 #-
- [ 編集 ]
kfks34 様
いつも応援ありがとうございます。近鉄特急のキットは素組みするとそんなに癖のないあっさりな製品なのですが、それでは面白くなので一癖も二癖もある車両が作りたかったのです。車体の色を塗ると達成感があってとても楽しいです。
来年どんな作品を作るかはまだ決まっていませんが、見てくださる方をあっと驚かせるようなものを作りたいですね。
今年も1年ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
- 2020/12/31(木) 21:18:54 |
- URL |
- ban7310 #-
- [ 編集 ]