こんばんは。管理人です。今日は模型製作記「エコノミーキットで近鉄特急を作る」の第6回をお送りします。前回の記事では床下機器を製作する様子を掲載しましたが、今回は屋根上の工作に移ります。

まずは9月に行なった実車の観察記録から1枚。大阪線高安駅で車庫に入る12410系の回送列車を記録しました。この駅は橋上駅舎になっているので改札付近の通路から電車の屋根上を見ることが出来ます。

実車の資料を基に工作を進めていきます。このキットは12400系又は12200系を製作することが前提となっていて、写真では赤い矢印で示したパンタグラフの取り付け穴まで開けてくれているのですが、今回はこのキットからの製作は考慮されていない12410系を製作するので青い矢印で示した位置に新たに穴を開けました。ちなみに配管モールドも12400系仕様になりますので全て削り落としています。

クーラーはキット付属のものを切り継いで製作します。12400系が素組み出来るほかに簡単な切り継ぎ加工によって12200系も製作出来るキットなのですが、12410系も見た目的にはあまり変わらないのでキット付属のパーツから必要な部分を切り出します。見た目的にあまり変わらない割に大改造を施したのは言うまでもありません・・・。

こんな感じでモ12410形のクーラーを載せてみました。

パンタグラフとクーラーの位置が決まったら次は配管の設置に移ります。手始めに針金にヒューズボックスを通したパーツを用意しました。

12410系の屋上配管の取り回しが想像以上に複雑でしたので、実車資料を基に配管の位置関係を書き起こしてみました。実車資料を眺めながら作業するよりもこちらの方がわかりやすいです。

こちらは中間車モ12460形の屋根板です。先頭車よりも中間車の方が配管の本数が多く難儀するポイントです。

配管作業の次はランボードを自作します。12410系と12600系は屋根上に載っている大型のランボードが外観上の特徴ですが、応用出来るパーツが無いと思われますので自作してみます。とりあえずプラ棒で土台を作りました。

なんとか形に出来ました。ついでにパンタグラフ設置準備台も作りました。12410系はパンタグラフが各車両に1つずつの設置なのでダブルパンタとなる12400系用の設置穴はこのあと塞ぎます。

4両分の屋根をまとめて塗装しました。色は黒と白を適当に混ぜてそれらしい色を作りました。大体こんな感じの色でしょう。雨樋部分は車体の窓周りと同じ青ですのでそちらも再現しています。
この時点でほとんどの作業が終了したのでそろそろ完成報告の記事を出せそうです。明日は(父)の記事で更新予定です。また見てください。
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- 2020/12/22(火) 23:08:25|
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