こんばんは。管理人です。今回はバスの記事になります。4年前から少しずつ出している京都市バスの新車導入の話題を今年もお送りする時期になりました。
今年度(令和元年度)も例年通り競争入札制度によって安い価格で落札したメーカーから車両を購入するという流れで、今回は大型車と中型車に分けて入札を行なった結果、大型(32両)を三菱ふそうが、中型(15両)を日野自動車が落札しました。直近の数年間毎年落札していたいすゞ自動車からは今年は1両も車両を購入しないという結果でした。

梅津営業所(直営)に所属する3783号車です。三菱ふそうのエアロスターという車種で同社のノンステップ路線バスの現行モデルとなります。このモデルはこれまで烏丸営業所のみに配置されてきましたが、今年度に導入される大型車は全てこの車両で、烏丸以外の営業所・出張所には初めて入る車種になりますので写真のように特27系統(梅津車庫所管)で見るのはとても新鮮でした。

先に記したとおりエアロスターの現行モデル自体は初めてではありませんが、今年度新車の一番の変更点は「ドライバー異常時対応システム」を搭載しているところです。このシステムは運転手の体調不良などの緊急時に乗客が非常停止ボタンを押すことでバスを止めることが出来る仕組みになっています。運転席背後の路線図の横にある赤い箱がそのボタンです。

今年度は大型車だけでなく中型車にも新車が入りました。中型の新車が入るのは2005年式以来で、ずいぶんと時期が空きましたがその間に大幅なモデルチェンジがなされました。今年は日野自動車のレインボーという車種を購入したようです。この車種は今のところ横大路・洛西の両営業所に配属され、閑散路線を中心に投入されています。写真は洛西営業所に所属する3797号車で、同営業所所管の33(特33)系統や42系統を中心に活躍しています。

中型ということで少し小さいサイズの車両ですが、車内は大変広々としていて乗り心地もよく快適です。座席の間隔も広く窮屈な感じがしませんでした。

洛西営業所にはもう2台中型車が導入されました。写真の3810号車ともう1台が3835号車で、地元路線の33系統で乗車することが出来ます。この系統では初となるフルカラーLED式の行き先表示で大変見やすいです。これからの活躍に期待できますね。

梅津営業所(直営)に所属する3811号車です。観光系統(観光客向けに主要な観光地などの最寄りバス停に停車しながら運行していて、市民向けの路線とは運行目的が異なる路線)には昨年度から専用の車両が導入されています。今年度は急行100,急行101,急行102の各観光系統用に4台ずつの計12台が導入されました。一般路線と明確に区別するために車体側面にラッピングがされていて、SIGHTSEEINGと書かれているほか観光名所の絵も描かれています。急行100と急行102(3/20以降)は前乗り運賃先払い方式ですので表記類もそれに特化しています。

この観光系統用車両の最大の特徴が車内に大型の荷物置き場が設けられている点です。中扉より後ろの片側を荷物置き場にしてその部分には座席が無いので大きなキャリーバッグなどにも対応できます。以前から観光客が大きなスーツケースなどを車内に持ち込んで他のお客さんの乗り降りの迷惑になることが問題化していましたので、観光客が特に集中する路線にこの形態の車両を投入して混雑緩和を図っています。来年度も急行100系統用に3台追加で導入される予定です。

ここからは既存車への行き先表示の改造の話題になります。昨年度の新車からはフルカラーLED式の行き先表示を装備していて、それと合わせて幕式の既存車にもLED表示機を搭載する改造が2022年度末まで継続して施工される予定です。こちらも車両と同じく物品購入の競争入札が実施され、新車用と既存車改造用とを合わせてレシップ社が落札しました。今年度の改造は西賀茂・梅津・九条の各営業所の計146両に施工されました。写真は西賀茂営業所所属の1776号車です。河原町通りを走る4系統での運行シーンです。水色のラインカラーや系統番号の青(均一運賃系統)が鮮やかですね。
今年の京都市バス新車特集はここまでとなります。明日は(父)の記事の予定です。模型の記事で更新予定だとか・・。また見てください。
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- 2020/03/17(火) 23:14:40|
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