こんばんは。管理人です。
今日もほくほく線乗車記の続きをお送りします。新潟県にある北越急行ほくほく線に乗りながら、予めリサーチした中で気になった駅に行ったりユニークな列車に乗ったりする活動です。

前回紹介した十日町駅から越後湯沢行きの列車に乗って、2駅先で降りたのはトンネル内でした。

乗って来た列車はトンネルへと吸い込まれていきました。狭くて長い単線トンネル内で列車が発車した後は物凄く大きな空気の音が響き渡ります。

下車したのは美佐島駅です。この駅は全長10,472mの赤倉トンネル内にあり、駅のホーム部のみ複線トンネルほどの断面の大きさがあります。路線の開業時から普通列車のみの停車を想定していたので、ホームの有効長は2両分ほどと短いです。

この駅は新潟県十日町市午というところにあります。隣駅の1つであるしんざ駅(新潟県十日町市)とは2.2kmしか離れていませんが、もう1つの隣駅である魚沼丘陵駅(新潟県南魚沼市)とは8.6kmの距離があります。

トンネル内のホームから駅の外へと通ずる出口には重厚な鉄製扉が設置されています。この扉はセンサーによって開閉する自動扉で、列車の到着時以外はロックがかかる仕組みになっているほか、ホームは遠隔で監視されていて列車を降りてからはあまり長くホームにいられないそうです。

ホームを出て、地上へ達する階段との間にあるスペースに移動しました。これでホーム上には誰もいない状態になったので、次に列車が到着するまでホームには入れません。とても分厚い扉が大きな音と共に閉まるので、大変物々しい雰囲気を感じました。

階段にたどり着くまでにもう1枚扉があり、こちらもホーム側と同じく重厚な扉になっています。重厚な扉が2枚あるのは風圧対策で、狭いトンネル内を高速で列車が通過すると猛烈な風によって地上にある駅舎の窓が割れることがあるため、片方の扉が開いているときはもう一方の扉が必ず閉まるようになっています。そのため、列車の到着間際に階段側の扉が開いてしまうとホームに入れないので、時間に余裕を持って地下に移動しておくのが良いです。

地上に達する階段は薄暗い雰囲気と強烈な湿気を感じました。

階段の頭上には独特の書体で美佐島と書かれています。

地上の駅舎内部は木目調の落ち着いた雰囲気になっていて、階段部分のコンクリート造りとの雰囲気の違いが興味深い点です。
この後は駅周辺を散策しました。次回の旅行記もお楽しみに。
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- 2022/12/18(日) 22:49:41|
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