こんばんは。管理人です。
今日もほくほく線乗車記の続きをお送りします。新潟県にある北越急行ほくほく線に乗りながら、予めリサーチした中で気になった駅に行ったりユニークな列車に乗ったりする活動です。前回はJR信越本線の直江津駅から越後湯沢行きの列車に乗るという内容でした。

直江津からほくほく線の列車に乗車して最初に下車したのはほくほく大島駅です。JR信越本線と接続する犀潟駅から数えて5つ先にあり、新潟県上越市大島区に立地しています。

ホームは2両分の有効長がありますが、屋根は改札寄りの約1両分のみの長さとなっています。駅の六日町寄りにあるトンネルは全長9,130mの鍋立山(なべたちやま)トンネルで、山の地質が悪いために着工から完成までに20年以上(中断期間を含む)を要した難工事として知られています。このトンネル内には儀明(ぎみょう)信号場という列車交換が出来る設備もあり、信号場が近いこの駅には短い間隔で反対方向の列車がやってくることもあります。

駅舎の中は天井の木目張りが温かみのある雰囲気を出していますが、この時は人の気配が全くなかったのでとても寂しい空気感がありました。地上へのアプローチは階段のほかにエレベーターもあり、高いところにあるホームにも行きやすくなっています。

ほくほく線の駅には列車の走行位置が表示される液晶画面が設置されています。JR線内も含めて走行中の列車の種別・行先や遅れの状況も一目で分かるようになっています。

ホームへの入口横には切符の券売機と駅スタンプが設置されています。ほくほく線の無人駅には券売機で切符を売る駅と乗車駅証明書を取ってから下車駅で精算するシステムが採られている駅の両方があります。

駅舎は3階建ての立派な建物です。外観や室内の雰囲気がどことなく地域の公民館のようにも感じられました。駅前には駐車場があり、駅まで車で来ることも出来るようになっています。

この駅は両側をトンネルに挟まれていて、犀潟寄りのトンネルは深沢・霧ヶ岳(ふかさわ・きりがたけ)トンネルで、2つのトンネルの間にある明かり区間をシェルターで繋いだ全長5,391mの長いトンネルです。長いトンネルが連続している間にポツンと現れるこの駅は、トンネルの多いほくほく線を象徴しているようです。

駅舎がある側とは反対から駅を見た構図です。駅前の道に沿うようにして川が流れています。ちなみに、駅前には何軒か家があるものの大きな集落は駅から離れていて、散策していても誰ともすれ違わなかったのが印象的でした。
この駅は山と山の谷間にポツンと佇む雰囲気と立派な駅舎のギャップが面白い駅でした。この後は直江津行きの列車に乗車します。次回の旅行記もお楽しみに。
スポンサーサイト
- 2022/12/04(日) 23:27:30|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0