こんばんは。管理人です。
今日は一昨日の記事の続きで先月の名鉄乗車記をお送りします。このシリーズは今回が最終回となります。前回は名古屋本線の美合駅で急行から普通に乗り換えて名電山中駅に向かうところまでを紹介しています。

名電山中駅から約1.2kmの道のりを歩いて舞木検査場の横までやってきました。

検査場は高台の上にあって、横を走る名古屋本線の列車(写真左下)を見下ろす感じになります。

舞木検査場では名鉄の全車両と名古屋市交通局の上飯田線車両の大規模な検査や修繕作業が行なわれています。敷地沿いの道から見える場所には1200系1113Fの特別車2両が留置されていて、検査入場中に車体各所を修繕しているようでした。

小牧線で活躍する300系317Fも入場中でした。写真では分かりづらいですが表示幕が普段は見られない準急|犬山経由岐阜になっていました。

検査場内には磁力浮上式HSSTの試験車両が保存されています。リニモで採用された浮上式のシステムを実験するための車両だったようです。

名車7000系パノラマカーはモ7001+モ7002の先頭車2両が連結された状態で保存されています。豊橋寄りのモ7001(写真)はパノラマカー登場時の形態に復元されていて、M式自動連結解放装置も増設されたヘッドライトも無いのですっきりとしています。先頭に付いているフェニックスのエンブレムがとてもかっこいいですね。

岐阜寄りのモ7002はパノラマカー末期の仕様が維持されていて、M式自動連結解放装置や逆富士型の板に内蔵された表示幕など重装備なのが特徴です。パノラマカーの現役時代は見たことがありませんが、先頭の大きな窓や2扉クロスシートの通勤電車である点などがかっこよかった昔の名鉄を象徴しているように思います。

パノラマカーのすぐ近くには冷房装置置き場があります。形式や製造年次によってカバーの形状や冷房装置本体の能力が異なっているので、ここではその形態差を見つけるのが楽しいです。手前に置かれていたク-ラーカバーの対空表示は1112と確認出来たので1200系と5000系用の予備品と思われます。
ここで引き返して名電山中駅に戻りました。楽しい観察が出来ました。

名電山中駅からは普通東岡崎行きに乗車しました。ここでは大好きな6000系固定窓車に遭遇しました。普通東岡崎行きが終点の東岡崎で普通岩倉行きに変わるので、せっかくの機会ということでそのまま乗車を続けました。

固定窓と横引きカーテンの組み合わせが通勤電車らしくないのが好きなところです。固定窓の初期車の中でも小さい扉の窓は6014F(3次車)以前の編成に見られる特徴です。また、6000系は高い音を発する低速域と低い音で唸る高速域が両方楽しめる走行音も好きで、今回は普通列車で乗客が少ないこともあってしっかりと録音出来ました。

6000系のデビュー当初は車内の座席がクロスシートで、混雑する朝の通勤電車にクロスシートを採用したことが評価されて1977年に鉄道友の会からブルーリボン賞を受賞しています。

普通岩倉行きは犬山線に入る列車ですので、金山で名古屋本線の特急岐阜行きに乗り換えて、岐阜からはJR線で帰りました。
11月13日の活動記はこれにて終了となります。名鉄線のマニアックなところをじっくりと楽しめました。
明後日は単発の活動記をお送りします。また見てください。
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- 2021/12/07(火) 23:04:21|
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