こんばんは。管理人です。今日は先日の活動記をお送りします。今回を含めて全3回の記事になります。
新幹線や寝台特急、夜行バスを使わずに日帰りで乗りに行ける未乗車路線が無くなってしまった今、毎週のように乗りつぶしの活動が出来るわけではないので、乗りつぶしとは別に近場の魅力的な鉄道をじっくりと記録しようということで三重県の伊賀鉄道に乗りに行くことにしました。

近鉄大阪線と接続する伊賀神戸駅から歩いて5分程度の場所にある踏切で伊賀線の列車を撮影しました。この日最初に来た電車は200系SE53編成でした。伊賀線の電車は200系(元東急1000系)で揃えられていて、中でもSE53編成は東急時代を彷彿とさせる姿で走っています。

1枚目の踏切で撮影した後はさらに歩いて別の撮影地に向かいました。写真のSE55編成は2両共が東急1000系の中間車からの改造車で、元から先頭車だった車両とは前面が異なっています。この編成は伊賀の忍者にちなんだ忍者電車(緑)として運行されていて、伊賀線の電車が全部で5編成あるうちの忍者電車は3編成ですのでこの路線の象徴的存在になっています。この緩いカーブを走行する区簡には線路際に彼岸花が咲いているのでそれを意識して撮影してみました。

同じ場所でSE55編成の折り返しを待って鉄橋を渡るシーンを撮影しました。

この場所では近鉄大阪線と伊賀鉄道伊賀線が近い位置で並行しています。

JR関西本線と接続する伊賀上野駅の1つ手前にある新居駅(にい)で下車しました。

新居駅から歩いて5分もかからない場所でSE51編成を撮影しました。200系のうちSE51編成(青忍者)とSE52編成(ピンク忍者)は2両共が東急時代から先頭車だった車両ですが、SE52編成は東急1000系の中でも4両しか製造されなかった貫通扉が前面中央にあるタイプの車両が種車ですので、マニア的な視点だとSE51編成が最も東急1000系らしさを残しているように感じます。

同じ場所では伊賀線の近くを走るJR関西本線の列車も撮影しました。伊賀線と関西本線は接続が良いので、伊賀線の電車が通ってからしばらくすると関西本線の列車がやってきます。

四十九駅(しじゅく)の近くでSE53編成を撮影しました。SE53編成とSE54編成は元から先頭車だった車両(1枚目写真)と中間車からの改造車で組成されています。地方譲渡が比較的早かった伊賀線向けの東急1000系譲渡車のうち中間車からの改造車は後に他の地方私鉄に譲渡された車両には見られない前面を持っています。前照灯や後部標識灯のレイアウトが改造車らしくないところが特徴です。

伊賀線の200系の中でもSE53編成はかなりクセのある車両で、他の編成とは車両の向きが逆になっているために譲渡に際して増設された交差型パンタグラフがSE51,SE52,SE54では先頭部にあるのに対してこの編成では連結面寄りに設置されているほか、床下のVVVFインバーター装置の向きも他の編成とは異なっています。

200系SE53編成~SE55編成の種車となった東急1000系1006Fとの関係性を図に表してみました。東急東横線では横浜寄りに連結されていたクハ1106とデハ1406を譲渡するにあたっては他の4編成とモーター付き車両の位置を合わせるために車両の向きが逆になりました。
この日の活動では沿線での撮影だけではなく乗車もしているのでその様子は12日の記事で紹介します。また見てください。
スポンサーサイト
- 2021/10/09(土) 23:25:52|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2