こんばんは。管理人です。今日も昨日に引き続き名古屋観光の記事をお送りします。前回は名鉄名古屋駅から1200系「パノラマsuper」の展望席に乗車する様子を掲載しています。

名古屋から特急河和行きに乗車して終点の河和に到着しました。終着駅で列車の先頭部を洗う様子は名鉄らしい光景の1つです。名鉄の電車は綺麗な車両が多いように感じるのもこうした作業があるからなのかもしれませんね。

1200系の特別車と一般車の連結部分です。この編成は2号車(特別車)に制御機器類が搭載されていて、それと電動車ユニット(走行に必要な機器類を数両に分散させて搭載する仕組み)を組む3号車に補助機器類が搭載されていますが、2号車と3号車の床下機器の配置がこれとは逆になっている編成も存在します。

車種を問わず現在運転されている特別車には必ずトイレが設けられていますが、1200系には2号車(特別車)にトイレが付いている編成(B編成)と隣の3号車にトイレが付いている編成(A編成)の2パターンが存在します。今回乗車した1200系はA編成で、3号車にトイレが付いていますので2号車(特別車)には車掌室が設けられています。

1000系・1200系の編成の移り変わりをイラスト化してみました。元々パノラマsuperは全車特別車の4両編成で1000系として登場しましたが、それを一部特別車の6両編成に組み替える際に特別車と一般車の間を通り抜けが出来るようにするべく製造されたのが1200系になります。
編成の組み替えにあたっては1000系(イラストの最上段の編成)を中央で分割して、岐阜寄りの2両を方向転換した上で特別車の位置を豊橋寄りに揃えて、その岐阜寄りに新造した一般車4両を連結するという方法が採られています。全車特別車の1000系4両編成では中間車2両で電動車ユニットを組んでいましたが、編成を真ん中で分割したことで電動車ユニットが崩れてしまうことに加えて方向転換をしなかった車両にはトイレが付いていないので、トイレか車掌室のどちらかが無い特別車に合わせて新造する一般車は機器配置の異なる2パターンが用意されました。これによって1000系・1200系の一部特別車編成が12本出来ましたが、トイレの位置や機器配置が2パターンあるのでファンの間ではA編成・B編成と呼び分けがなされているようです。ちなみにこの組み替えの対象とはならずに最後まで全車特別車だった1000系の走行機器を流用して車体だけ新しい通勤車が出来たのはまた別のお話です。

トイレのある車両には床下に大きな水タンクが設置されています。

1200系A編成の3号車(一般車)と2号車(特別車)の連結部分を車内から見た構図です。デッキと客室を仕切る壁の横に座席がありますが、乗降扉の戸袋部分なので窓はありません。

3号車の車端部がデッキの一部となっていて、トイレと洗面所の向こう側に隣の車両との連結面が見られます。トイレが2号車(特別車)に付いている1200系B編成ではこの部分がA編成とは違った構造になっているので見比べると大変面白いです。

名鉄は全線を一通り乗車しているので、河和駅で下車するのは2回目です。駅前にはバス乗り場があって、海辺の方に向かう路線や知多新線の内海駅に向かう路線もあるようです。

帰りも行きと同じ1200系の一般車に乗車しました。特急名古屋行きでしたが金山で降りて次の目的地に向かう列車に乗り換えました。
このシリーズは明日に掲載する記事が最終回となります。また見てください。
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- 2021/08/01(日) 23:05:34|
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