こんばんは。管理人です。今日は路線バスのネタをお送りします。今回だけで完結する単発記事となります。
今回取り上げるのは兵庫県内の広いエリアに路線を持つ神姫バスという事業者が神戸市内で4月1日から新たに運行を開始した「Port Loop(ポートループ)」という路線です。たまたま管理人の仕事の休みと重なりましたので運行初日に見てきました。
Port Loopで使用される連節バスです。黒を基調とした車体に紫と白のアクセントが入っているシックなカラーリングがかっこいいですね。この車両は近畿圏では初めての導入となる国産の連節バスで、日野自動車製のブルーリボンハイブリッド連節バスという車種になります。車体の製造と組み立てはジェイ・バスというメーカーが行なっています。
連節バスは2つもしくはそれ以上の数の車体が幌で結ばれているのが特徴で、交差点などではダイナミックな曲がり方をします。
連節バスの構造の要である幌部分です。スムーズに動くためにかなり精密に作られているのですが、国産車でもこの部分は国産化出来なかったらしいです。
Port Loopは三宮からポートタワー、ハーバーランドを経由して再び三宮に戻る循環路線で、三宮ではJRや阪神の駅に近い阪急百貨店の前に設置された専用のバス停に発着します。
連節バスの車内にある路線図です。ポートタワー前停留所を2回通る経路が設定されていますが、これは2019年に行なわれた神戸ウォーターフロント地区における連節バス等運行の実証実験で実際に走行した経路と同じです。神戸市内における連節バス等運行の実証実験は2017年~2019年に行なわれ、毎年経路や運行ダイヤが変更されました。実証実験で得られた効果や課題を基に三宮からウォーターフロント地区を結ぶ循環バスの本格運行が決定し、専用車両の連節バスが用意される運びとなりました。
車内は黒を基調とした内装になっていて、特に座席の柄がかっこいいです。連節バスは全長18mととても長いので車内の通路も奥行きがあります。
交差点などで左右に曲がるときは車両後方に乗ると前の車体が大きく首を振る様子が楽しめて迫力があります。Port Loopは運行ルートを1周する間に左折10回、右折9回、180度転回が2回あるほか、道路のカーブやバス停への到着・発車時などにも首を振るので乗るなら後ろの車体がおすすめです。
神戸のランドマークであるポートタワーの横を走る連節バスです。沿線で風景と一緒に撮るのも良し、乗車して車窓風景を楽しむのも良しです。
最後に中突堤の遊歩道から海が見える場所で撮影しました。
これからは本格運行ということで、以前管理人が実際に見に行った2019年の実証実験の時よりも運行ダイヤにゆとりがあるのか定時性を保っていたように感じました。道幅の狭いハーバーランド付近で遅れてもポートタワー前での停車時間を長めに確保することで遅延の回復を図っているようでした。これからの活躍に期待したいです。
明日は春の旅行記の続きをお送りします。また見てください。
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2021/04/13(火) 23:25:32 |
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