こんばんは。管理人です。今日は大型シリーズ「名鉄全線乗車企画」続編の第17回の記事で更新します。前回までは小牧線の線路沿いにあるかつての桃花台新交通(ピーチライナー)の廃線跡巡りの様子を掲載しました。

廃線跡巡りを終えて小牧原駅に戻ってきました。小牧線ではレア車両の名古屋市交7000形がやってきました。名鉄と直通運転を行なう名古屋市営地下鉄上飯田線の車両で、名鉄300系の8編成に対してこの形式は2編成と編成数は少ないものの4:1の比率では確率的にはレア度が高いわけではありません。
名鉄小牧線(上飯田~犬山)は20.6kmあるのに対して地下鉄上飯田線(平安通~上飯田)はわずかに0.8kmと両者で距離が全く異なります。直通運転の場合、自社の車両が他社線内を走行すると乗り入れ先の事業者に対して線路使用料というお金が発生します。相互直通運転で乗り入れを行なう路線の直通運転区間の距離が双方で大体同じであれば線路使用料は両社で同じぐらいの金額になるので相殺出来て精算の必要は無いのですが、乗り入れ距離が両社で大きく異なる小牧線と上飯田線では上飯田線の車両が小牧線を走るだけで名鉄に対して多額の線路使用料が発生します。これを防ぐために上飯田線の車両は原則として早朝・深夜の僅かな本数の運行に留めて、ほとんどの列車が名鉄車両で運行されるのですが、名鉄車両が検査などで不足する際にはその運用を地下鉄車両で代走することがあります。

7000形の側面にある上飯田線の路線表記です。短い距離ながられっきとした地下鉄路線であることを主張しているようですね。

平安通駅に到着しました。上飯田線の駅に停車中の地下鉄車両を記録出来ました。

7000形はステンレス製車両で、側面にはビートプレス加工が施されています。同じ路線を走る名鉄300系とは車体の構造が異なるので違った印象を受けます。

車内は転換クロスシートとロングシートが交互に配置される一風変わった配置で、名鉄300系と座席配置は共通化されていますがモケットの柄が異なるオリジナル仕様です。昼間に走るのが大変珍しい車両に出会えて良かったです。この車両を狙って行ったわけではありませんが偶然乗車出来たのが幸運でした。

ところ変わって名鉄名古屋駅です。平安通駅から地下鉄の名城線と東山線を乗り継いできました。列車の両側にホームがある3面2線の配線で真ん中のホームは降車ホーム兼特別車専用ホームになっています。全車特別車のミュースカイと快速特急・特急の特別車には真ん中の島式ホームから乗車出来ますが、快速特急・特急の一般車とそれ以外の種別の列車にはここからは乗車出来ません。

特別車(全車特別車/一部特別車)が連結される列車だけ表示される行き先案内表示装置があります。

特別車専用ホームにやってきました。快速特急新鵜沼行きの「パノラマSuper」1200系が発車するところでした。パノラマカー7000系の現役時代を見たことが無いので、名鉄といえば昔からパノラマSuperというイメージを持っていました。展望席に座ると運転席を隔てずに前面展望を楽しめるのが昔も今も新鮮です。

ホームの天井から吊り下げられている停車位置目標です。この駅では方面別に乗車位置が分けられていて、行き先によって停車位置が異なるので停まるべき位置にある停車目標が光ります。

乗車する列車ではありませんが、一部特別車の特急中部国際空港行きが到着しました。今いるのは特別車専用ホームなので、同じ電車でも見る角度が違うと特別な感じがします。
この後やってくる特急豊橋行きで念願のパノラマSuperへの乗車を果たします。このシリーズは明日の記事が最終回となります。また見てください。
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- 2020/12/18(金) 23:20:52|
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