こんばんは。管理人です。今回からは8月19日の広島電鉄撮影記を2回に分けて掲載していきます。8月18日~19日の旅行の中で乗りつぶしとは別に路面電車をじっくりと撮影する機会を設けました。この記事は現在続けて掲載しております旅行記「中国地方完乗への道」の番外編となります。

朝の6時頃から撮影を始めました。猿候橋町電停(えんこうばしちょう)から広島駅前電停に入線する5000形「GREENMOVER」です。ドイツ製の路面電車で、大型の航空機で日本へと輸入されました。長い車体と前面のフォルムがかっこいいので広電の5車体連接車では一番好きな形式です。
2025年頃に予定されている新広島駅ビルの完成に合わせて路面電車を駅前通りへと経路変更した上で高架化する計画があって、これが実現すると猿候橋町の電停は廃止される予定なのでこの構図での記録もいずれは過去のものとなります。

十日市町電停で朝の運用調査を行ないました。1号線と5号線以外全ての運行系統がここを通るので、運用の機会が少なかったり稼動数が少なかったりする車両を見つけやすいです。
写真の700形0番台(701-707)は従来車からの走行機器流用車で吊り掛け駆動の走行音と軽快電車チックな車体のミスマッチ加減が好きな車両です。同じ700形でも10番台(711-714)は走行機器を含めて完全な新造車ですので乗り比べるのも面白いかと思います。ちなみに7号線は横川駅~広電本社前の系統ですが、以前はラッシュ時間帯の一部便を除き江波車庫所属車が江波~8~横川駅~7~広電本社前~7~横川駅~8~江波という感じで8号線と7号線で1セットの運用に入っていました。少し前に電車の遅延拡大を少なくするために両者の運用が分けられて横川駅に着いたら来たときと同じ系統で駅を出るように変わりましたので広電本社前電停に隣接している千田車庫所属の車両を7号線でも見られるようになりました。この704号車も千田車庫所属です。

原爆ドーム前~本川町間にある相生橋を渡る1900形(元京都市電)です。白島線(八丁堀~白島)は基本的に線内折り返しで9号線として運行されますが、そこで運用する電車を江波車庫から送り込むために存在するのが江波発白島行きの9号線です。6,8,9の各系統は江波車庫管轄で、江波~八丁堀の区間は6号線と重複しますが終点が白島ですので始発電停から9号線として運行されます。江波→白島は朝に3本、その逆は朝に1本と深夜に2本あるのみで車両的な興味は薄れますが撮りたくなります。

3700形も撮影できました。当初より5編成が製造されたのみですがぐりーんらいなーシリーズでは最初の量産形式で、後から登場したVVVFインバータ制御車(3800,3900,3950)の影に隠れがちですが個人的には色合いがかっこいいなと思う車両です。

「被爆電車」として知られる650形は6回目の広島訪問で遂に動いている姿を撮影できました。昭和17年製の古い車両で、昭和20年の原爆投下の後も復旧されて現在まで現役で走っています。かなり古い車両ということで最近は平日朝に少し走るだけの日が多いみたいですが、今回は相生橋で記録出来てよかったです。

最新形式の5200形「GREENMOVER APEX」です。グリーンムーバーシリーズの流れをくむ5車体連接車で主に2号線(広島駅~宮島口)で運行されています。近代的なフォルムと側面の黄緑色のアクセントがかっこいいです。

350形はここ最近稼働率が低いみたいですが352号車だけは見られました。

原爆ドーム前から広電本社前まで3100形に乗車出来ました。写真は広電本社前で3号線として折り返すところです。この車両は2500形という車両を3車体連接に改造した形式で3700形に似たカラーリングを纏っています。元の車両が古いのでこちらも平日朝のみの運用が中心になっているようです。

車内の銘板は改造年と改造を行なった車両メーカーが記されています。3車体連接の輸送力の大きさを活かしたかつての宮島線直通車の主力車両のうちの1形式で、高速運転に対応するため発電ブレーキを備えているのが特徴です。吊り掛け駆動の低い音で発電ブレーキを使うと迫力ある走行音を楽しめます。
明日も広電撮影記の続きを掲載します。また見てください。
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- 2020/09/18(金) 23:21:35|
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