こんばんは。管理人です。名鉄全線乗車企画は一旦本編をお休みして番外編の第2回をお送りします。JR線で豊橋に到着してそのまま名鉄線に乗るのではなく、未乗車の区間があった豊橋鉄道に乗りに行きました。

駅前停留所から赤岩口(あかいわぐち)行きに乗車します。元名鉄の780形がきました。架線電圧600Vの線区で活躍していたVVVFインバータ制御のハイテク車両で、600V線区が全て廃線になったときに豊橋鉄道へと移籍しました。東洋製初期型GTO-VVVFを搭載しているのでいい音を聞くことができます。

終点の一つ手前の井原停留所(いはら)です。ここでは赤岩口に向かう東田本線(あずまだほんせん)と運動公園前に向かう支線が分かれます。

運動公園前に向かう支線はポイントを渡るとすぐに急カーブを通ります。このカーブは半径11mととても小さく、日本一の急カーブとして一部の界隈では人気があります。前回この電車に乗りに来たときはこの支線方面だけを乗車しましたが、鉄道の線路とは思えないような曲がり方をするのが印象深かったです。

終点の赤岩口停留所に到着しました。前回(2013年)の訪問以降、井原~赤岩口の一区間だけを未乗車のまま残していたのでこれで豊橋鉄道は完乗となります。

ここまで乗車した780形の扉ステップです。扉の開閉に合わせて黄色い部分が動くので実際に見るととても迫力があります。

この停留所に隣接する車庫です。公道から見ることが出来ます。低床車両ほっトラムは休車中のようでした。

帰りは列車を1本待って800形に乗りました。この車両も元名鉄車ですが、600V線区の廃線後にモ801は直接豊橋へ移籍してモ802とモ803は福井鉄道に譲渡されてから豊橋に移籍したという過去があります。写真のモ802は有名なチョコレート菓子の広告電車となっていてとてもインパクトがあります。

この形式は部分低床車といって車両中央部の扉付近のみ低床構造になっています。車輪径が左右で異なる特殊な形状の台車を履いていて床の傾斜が緩くなるように工夫されています。当初は特殊な構造が故に運動公園前方面の急カーブを曲がれませんでしたが、福井に行った2両が移籍するのに合わせて台車周りを改造して現在は軌道線全線で運用されています。

車内の様子です。車両中央部に向かって床が傾斜しています。

低床化によって押し出された走行機器は屋根上にぎっしりと積まれています。この車両に限ったことではありませんが、低床車両は見た目の軽快さに反して機器の配置がややこしいことが多いです。
元名鉄の特徴的な路面電車を楽しめました。このあとは再び名鉄線に乗車します。ブログの方は別の記事を挿んで後日掲載します。また見てください。
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- 2020/07/14(火) 23:25:11|
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