こんばんは。管理人です。活動ネタがなくなったときに時々お届けする(かもしれない)シリーズです。2回目となる今回はこれまでの活動の中から「嵐電モボ501形」というテーマでお送りします。

501号です。後に解説しますリニューアルが施される前の姿です。嵐電(京福電車)の旧標準色とは異なる明るいカラーリングを纏って登場しました。

502号です。この車両は上写真の501号と同じカラーリングで登場したのち旧標準色(写真)に塗り替えられました。この形式の最大の特徴は扉の位置が前中配置になっている点です。額縁をイメージした前面と共に嵐電の車両の中でもとてもよく目立ちます。

しかしこの形式は扉の位置を他の形式とは変えたことで前降りの運賃後払いとなっている嵐電では乗客の流れが悪くなり、また前扉を一番前まで持ってきたことで乗務員室と干渉してとても狭くバリアフリーの観点からも良くないことでした。そのため2001号と2002号を新製したのと入れ替わる形で503号と504号が車体の製造から15年程で廃車となりました。また、残った2両も昼間の単車運用にはほとんど入らなくなりました。

503号と504号が廃車になってからしばらく経った2016年、501形の2両は突然運用に入らなくなり、しばらくして車庫に戻ってきたときには問題の扉の位置が他の形式と同じ前後配置に改造されていました。このときに車体の塗装も現在の嵐電標準色の京紫色に変更され、行き先表示は手動の幕式から近代的なLED表示に交換されています。

車内も大幅にリニューアルされて木目調の化粧板が使われて落ち着いた雰囲気になっています。車椅子やベビーカーなどでも利用できるフリースペースも設けられてバリアフリーにもしっかりと対応しています。もう以前の面影はありませんね。

リニューアル後は他の車両と同じように日中の単車運用にも入り、駅での夜間留置の運用もあります。ごく稀ではありますが北野線に入線することもあります。

501号は工場から陸送で運ばれてくる時には既に金帯がありましたが、502号は営業運転に復帰してから数日経つまでは帯が無い状態でした。同車が帯無しで本線を走った期間は1週間も無かったように思いますのでとても貴重な記録です。

最近はスポンサー広告のラッピング車両に選ばれたり、走行機器の更新(吊り掛け駆動のままで制御器・台車・空調機器・パンタグラフなどを新品に取替、全部を一緒に施工しない場合あり)が行なわれたりしています。501号は従来のZ型パンタグラフでの出場でしたが、先日復帰した502号はシングルアームパンタグラフに交換されたとのことで今後の活躍が期待されます。
明日は今のところ(父)の記事で更新予定です。また見てください。
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- 2020/04/23(木) 23:40:41|
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