宿泊研修から帰ってきた管理人です。とても充実していて良かったです。
今日のネタは父さんネタですが、管理人が更新します。
昨日に引き続き管理人の自転車の全般検査記です。前回ショットブラストをしたところまでを掲載しましたが、今回は第2の刺客”カチオン電着塗装”です。

ショットブラストが終わった各部品たちです。工程の都合上全部は撮影できなかったそうですが、これからいよいよ下塗り塗装を”カチオン電着塗装”で行います。
”カチオン電着塗装”とは簡単に説明すると、塗料の入った水槽のようなところに塗装物を入れて、電気(イオン)の力で塗料を密着させる技術だそうです。自動車の分野では、30年ほど前から導入され、防錆力・耐久力においては確立された技術だそうです。
父さんの会社では、車両関係・鉄道車両部品(新幹線・在来線など)・電気・電力機械関係などを塗装しているそうです。


会社の都合で装置の写真は掲載できないそうですが、電着塗装後の様子です。
どのような特徴で塗装できるかを順を追って説明します。

塗料の液体の中に漬けて塗装するので、スプレーや刷毛が届きにくい入り組んだ場所にもきれいに塗膜がつきます。バネの中もご覧のとおりきれいに塗装できています。

写真では影になってわかりにくいですが、溶接の間や板金と板金の隙間にも塗料が入り込みます。

筒状のものも、内面の奥のほうまで塗膜がつきます。

溶接部分や車体番号の溝の部分まできれいに塗装できています。
このような特徴で塗装ができるので、一般的な塗装に比べて、防錆力や耐久力が優れているそうです。父さんの会社のサンプルでも10年以上雨ざらしにしても錆びないそうです。すごい技術ですね。

無事電着塗装で下塗りが終わったので、次の工程に進みます。中塗りと上塗りはウレタン塗料の”阪急マルーン”で塗装するみたいです。続きはまた次回以降掲載します。また見てください。
スポンサーサイト
- 2016/04/15(金) 23:40:57|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0